10年以上前の記事が見つかったので備忘録。素敵な体験してるなぁ♡
スウェットロッジはネイティブインディアンの祈りと浄化のセレモニーです。
長野県下伊那郡大鹿村でスウェットロッジをやっているという話はだいぶ以前から聞いていましたが、なぜなかなか来れなかった事を納得しました。陸の孤島?日本のチベット?村って言うより山?
気が濃くて、入る人が選ばれる感じがしました。そしてそこに移住し自然と共に暮らしながらスウェットロッジを続けている、個性的で魅力的な方々とお知り合いになれて、本当に良い感激の体験でした。
今回かしましメンバーは、すずけんさんの紹介で、20年大鹿に住み林業をしているあつしさんファミリーの素敵な手作り8角形ハウスに泊めていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。土地を開いて家を作り5人の子供を育て上げた、超かっこいいご夫婦です。
そして次の日の朝9時集合。
まずみんなでドームの枠組みに毛布を覆い、焚き木を拾い集め、薪を組み石を燃やし始めます。徐々に人が各地から集まり35人になりました。
私はタバコタイズ作りに熱中、その間にカンカンに石が温められていきます。
ドームの中は大地の子宮を意味し、女性から這って入り、円陣になります。今までで最高人数との事で早くも酸欠気味、大丈夫かしら?リーダーの指示でファイヤーマンが中央のくぼみに石を投げ込んでいきます。その石にシダの葉と水をかけ、大地の精霊を呼び込み儀式が始まります。入口が閉められると中は赤く燃えた石以外何も見えず、熱蒸気で顔が上げていられないくらいの暑さ、時間が経つにつれ、自己を開放していかないと、苦しくなってしまいます。ネイティブの歌を歌い、ひとりづつ順番に祈ります。声を出して人前で祈るという習慣がないので、何を祈ろうかなー思っても、思考能力はもはや無くなっているので状況にゆだねる事にしました。身体が感じる感覚と、そこで浮かぶ想念とに距離を感じたので、想念をひとつひとつ観ていくと、シャボン玉が割れるようにプチンと割れて気化していくような、それを繰り返していると自分の存在がシンプルになっていくように感じました。そして身体でも想念でもない、“存在の元”のようなゆるぎのないものと、自分の中心が一致している感覚を覚えました。その間も暑くて「水飲みたい~、苦し~、まだ続くの~」なんて自分も居るので、大いなる自己感覚とワタシ感覚行ったり来たりや同時進行。そして人の祈りにも強い共感を覚え、自分の祈りとの境がなくなる感じがしました。
終了後はリーダーのかずさんのまたまた手作りのお家で、大鹿の方々の愛情たっぷりのお食事は、お水なのか空気なのか素材なのか手作り味噌なのか?すごーくおいしくて、ぜったい都会では味わえないエッセンス入り。大感動で帰路に着きました。
ますます長野の山が好きになってしまいました。
軟弱都会モノの私も、その生活になんとか近づけないものでしょうか・・・。