究極の自働調整、気持ち良いだけのストレッチ

何かに集中している時、あるいはボーっとしているときに、気がついたら、「えっ、もうこんな時間!」という経験はありませんか?
心理学ではこれを「フロー状態」や「ゾーンに入る」と言い、体操やアートなどの創作活動、何かの作業に没頭している時に、この状態に入ります。
このとき、私たちの脳や身体の中では、驚くべき神秘的なメカニズムが働いています。
ゾーンに入っているとき、脳波は日常の緊張を司るベータ波から、リラックスした「アルファ波」、そして深い瞑想状態やひらめきをもたらす「シータ波」へと移行しています。
その時体内ではエンドルフィン、アナンミド、ドーパミン等、「脳内幸せホルモン(神経伝達物質)」が多く分泌されています。
このような脳内状態になると、不思議な現象が起こります。疲れを感じなくなり、どんなに普段「身体が硬い」と思っている方でも、筋肉は驚くほど柔軟になり、深い呼吸をするだけでも、骨格の歪みや内臓の位置までもが本来あるべき場所へと自然に整っていくのです。
痛みを伴う無理なストレッチではなく、「完全に心地良いだけで身体が整っていく感覚」 、それを自宅で体験できる方法があります。
思考をオフにする「自働運動」のメカニズム
このアプローチを、専門的には「自働運動(じどううんどう)」や「自発的不随意運動」と呼びます。
私たちが普段行う運動は、「右腕を上げよう」「前屈をしよう」と頭(大脳皮質)で考えてから動かす「随意運動」です。しかし、自働運動は「考える前に身体が動く」状態を指します。
意識を「外側の世界」から「自分の内側の感覚」へと100%集中させることで、日常のあれこれを考える思考(マインド)がピタッと止まります。無心になることで、脳のより深い部分(脳幹や視床下部など、生命維持を司る領域)が主導権を握り、「今、身体のどこをどう動かせば治癒・調整ができるか」を的確に察知して、勝手に身体を動かし始めるのです。
いわば、身体に備わった「高精度の自動ナビゲーションシステム」が作動している状態です。
「自働運動ストレッチ」のステップ
ゆっくりと時間が取れて、静かに過ごせる日にぜひお試しください。周囲の目を気にせず、自分だけに集中できる環境を作ることが最大のポイントです。
途中でドアの音や電話の着信音などで遮断されない、安心安全な空間を確保します。畳や床の上に、ヨガマット程度のほどよい硬さのものを敷いてください。
ステップ1:内観を始める
横になり、目を閉じます。ここからは最後までずっと目は閉じたままです。 大きく深呼吸をしながら、意識を外側ではなく、「自分の身体の中を内観する(観る)」という感覚に集中させます。
ステップ2:身体の衝動に身を任せる
くねくね、ゆらゆら...、と、まずは小さく動きたくなるかもしれません。そのうち身体の内側から「もっとこう動きたい」という衝動が生まれてくるかもしれません。動きが始まったら呼吸への集中から身体の中からの動きに集中してください。
腕をバンザイしてグーっと伸ばしたくなる
足を折り曲げて、左右にパタパタしたくなる
横向きになって背中をひねりたくなる
四つん這いになって、猫のように腰をぐーっと伸ばしたくなる
ふと立ち上がって、首をゆったり回したくなる
なぜか右手だけをぶんぶんと振りたくなる
背中を丸めて、左右に揺らしたくなる
これらはすべて、自身の身体が自らを治すためにチョイスした、世界に一つだけのオーダーメイドな動きです。正解・不正解はありません。とにかく「気持ち良い」と感じるままに動いてください。途中で「あくび」が出たら、神経系の自己調整(専門的には錐体外路系の調整)が大成功している証拠です。深いリラックスとともに、脳の緊張が抜けていきます。 また、溜め込んでいた感情やエネルギーが排出される過程で、大声を出したくなったり、フワッと緊張が緩んで勝手に涙がこぼれてきたりすることもあります。完全にゾーンに入れる1人でリラックスできる空間で行うのがお勧めです。
ステップ3:静かに意識を戻す
身体の動きが自然に静まってきたら、そのまま動かずにしばらくお休み(シャバーサナのような休息)をします。 十分に味わったら、少しずつ外部の刺激を脳に戻すように、片目ずつゆっくりと開けていきます。最後に大きく深呼吸をし、息をすべてフゥーッと吐ききって終了です。
それでも頭や身体の疲れが取れないときは
自働運動は、私たちが本来持っている「自己治癒力」を引き出す素晴らしい方法です。しかし、疲労が溜まりすぎていて緩みきれない、なかなか思考が止まらず身体の声が聴きにくい、というような時などは、施術を受ける事をお勧めします。
フロー状態やゾーンに入り、身体を調整し、自律神経を整え、心身の内側からクリーンアップできるよう、しっかりと施術をさせていただきます。
ご来店を、心よりお待ちしております。
ビデンスケアhttp://www.bidens.net




